なぜベネチアに出店なのか?
現在、世界中がコロナウィルスの大流行で大変なことになっている。そして、イタリアは最も感染が拡大している国の一つ。そしてさらにヴェネツィアのあるヴェネト州は、イタリアの中でもコロナウィルスの感染の大きい地域。今は街そのものが閉鎖されている。
僕はここに店を出したいと思っている。
今はとても心配。
今ではイタリアに住んでいる友達はいっぱいいる。
メッセージを送ると、みんな元気な返信が返ってはきているけど。
このコロナウィルスの流行が下火になり次第、僕はイタリアへ飛ぶつもりだ。
ベネチアの出店のために。
友人たちに会うために。
そもそも、なんでベネチアなのか?
答えはシンプル。
ベネチアを愛してしまったから。
初めてベネチアに行ったのは、もう12年も前になる。もともとヨーロッパは好きで、特にフランスとイギリスには何度も通っていた。いつも同じ国に行っていたので、そろそろ他の国も行ってみるかと思って、じゃあイタリアかなと。なんとなく。
大して大きな期待もせず、定番のローマ、フィレンツェ、ベネチアを回ることにした。
フィレンツェから特急列車に乗って、ベネチアに初上陸した時。ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅を降りると、目の前にカナル・グランデ(大運河)が!
中世の時代にタイムスリップしたかのような、その美しさに度肝を抜かれ、一発で惚れた。
ベネチア中を歩き回り、食べ続け、興奮と感動しっぱなしの3日間。
狭い島内には、運河が縦横無尽に流れており、数百年前の建物の隙間を迷路のように路地が走っている。島全体がテーマパーク、エンターテイメント。
ヴィジュアルそのものが、うっとりしまくるんだけど、ベネチアはそれだけじゃ無かった。
それは、ローカルの人々の日常が、とても魅力的だった。道端で、小さな広場で、運河の橋の上で、人々が楽しそうに会話をして、笑っている。とても幸せな風景。ベネチア人は、人とのコミュニケーションをとても大事にして、とても楽しんでいる。人間として大切なものを、ちゃんと大切にしている。本当心打たれた。
そして、そのベネチア人たちが集まる場所の一つが、バーカロと呼ばれる立ち飲みバルだった。
仕事の合間、仕事の後、休日…人々はバーカロに集まっては、グラス片手に会話を楽しんでいる。そんな風景が、ベネチアの至る所に散らばっている。
直感で思った。
俺も東京でこれをやろう。
そして独立し、高円寺に店を構えた。
そして同時に思い続けた。俺もベネチア人の仲間に入りたい。観光客として外から眺めてるだけではなく、彼らの中に入りたい。
バタバタした東京での日々を送りながら、ベネチアへの想いは膨らみ続けた。
そして、5年前から、ベネチア出店プロジェクトを真剣に考え始めた。
ベネチア出店へのストーリーは始まった。
はじめまして!タカです。
みなさん、はじめまして!タカと言います。
東京の高円寺で2店舗、ヴェネツィアスタイルのイタリアンを経営しています。
他には、東中野でVASCOという、世界展開をしている革小物ブランドの会社とANCHOR MILLS BARを共同経営しております。
そして、ヴェネツィアへの出店を本気で画策している最中です。まだ出店はできていません!笑
ですが、本気で出店してやろうと思っています。
全部借金でやろうと思ってます笑
なんせ、僕の会社は個人経営に毛が生えた程度の弱小企業なので、持ち金なんてないのです。
では、なぜわざわざヴェネツィアに出店しようとしてるからか?
ヴェネツィアが好きだからです笑
ちょっと無謀なこの計画、せっかくなんで文章で残して、海外進出に興味がある人などの参考になれば嬉しいと思い、ブログを始めることにしました。
ついでに、ヴェネツィアの事(かれこれ12年間通い続けてます)や、飲食店経営のことなども書いていこうと思っています。
最近はコロナウィルスの影響で、ヴェネツィアはもちろん、イタリアが大変なことになっています。イタリアの友達とも連絡を取り合ってますが、今や街はゴーストタウンの様だと…。
とても気になるし、辛い気持ちにもなりますが、必ず終わりは来る。僕はコロナが落ち着き始めたら、すぐイタリアに飛ぼうと思います。
友達と会って、ヴェネツィア出店計画も再開します。
今は、じっくりと計画を練って、イタリア語を勉強しようと思ってます。
それでは、これから記事をアップしていきますので、お付き合い宜しくお願いします!
店舗情報
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